2026/06/29 15:55


レースモチーフは、花をそのまま写すためではなく、花から受け取った感覚を小さな形に残したくて制作しています。

ヘンプと竹糸を引き揃えて編むと、糸の持つ張りや軽さが重なり、透け感のある表情が生まれます。
その透ける部分に、空気や光が静かに通り抜けていくような感覚があります。

アネモネ(右)は、風を意味する花。
編み目の間を抜ける空気や、揺れる気配を思いながら形にしました。

一方で、カンデュラ(左)の光は、太陽や火を思わせる花の印象から生まれています。
中心から広がる編み目は、小さな光や熱が静かに外へ伝わっていくようなかたちです。

同じ円の中から生まれていても、風へ向かうものと、光へ向かうもの。
レースモチーフは、そんな異なる気配を受け止めながら、一枚ずつ編んでいます。

身につけたり、置いたり、飾ったり。
用途を決めるというより、その日の気分つけてもらえたらと思っています。

小さなレースの中に、風や光の記憶がそっと残りますように。

Yukihimedori | ニットクリエイターjunco